医療法人社団 爽治会(そうじかい)

ノンステロイド中医薬アトピー皮膚炎治療(自由診療)

イワサキクリニック大阪・イワサキクリニック東京・出雲医院・国沢内科医院

爽治会便り

« いずも通信 | メイン | 1月診療予定 »

おおさか通信

「ヒートテック症候群」をご存知でしょうか?


着るとかゆみや乾燥を感じて不快に思う事を言うそうです。
実際、ヒートテックが原因だと気づかずにかゆみに悩まされていて、
原因を探ったらヒートテックだった…という事例が多数報告されています。
(※ヒートテック以外にも吸湿発熱繊維素材が含まれる商品すべてが該当します)

かゆみや乾燥が起こる原因

素材が原因です。
吸湿発熱繊維(きゅうしつはつねつせんい)という化学繊維でできています。
水分を吸収し、繊維が発熱することで暖かくなるという仕組みなので、
乾燥肌の方は繊維が水分を吸収する際に
元々水分が少ない肌から更に水分が吸収されるので体が乾燥してしまいます。


乾燥した肌と化学繊維が擦れる事により、刺激を受け痒みが出ます。


見逃しがちなのが、厚着をしたり暖かい場所に長くいたり、
運動をしたりして汗をかいた状態で長くいると、脇やベルト部分や関節部分、
女性でしたら下着の締め付けの部分などが蒸れて
皮膚が刺激をうけやすい状態になっている肌が
化学繊維と擦れてより悪化する事があります。
酷い方でしたら化学繊維と接触した部分全てが
真っ赤になり激しい痒みが起こる方もいらっしゃいます。

症状があるが着ていても何も症状が現れない方は良いですが、
痒みや赤み、強い乾燥の症状が出る方は、
寒くなる今から活躍するヒートテックですが注意して下さい。
症状が出る方はやはり、綿がおすすめです。

2019年12月24日

« いずも通信 | メイン | 1月診療予定 »

このページの先頭へ